2013年から筑波へ移動したイベントは、筑波バリアフリーフェスタと名称を変えて、新たなスタートを切りました。
いきなり教習車の写真で驚かれたかもしれませんが、
筑波バリアフリーフェスタ2013のメインイベントは、
なんと、視覚障害者の運転体験会です。

視覚障害と言えば全盲等の障害を負っている人たちですが、これらの方々の多くが大人になってから病気などで視力を失っていることをご存じですか?
例えば白内障や緑内障、糖尿病などの影響で、視力を失ってしまうのです。
そういうことですので、健常な頃は運転免許を持っていたとか、サーキット走行を楽しんでいた人もいます。
そこで、私たちは「もう一度運転したい!」「もう一度サーキットを走ってみたい」という方をお招きして、
会場となったTC1000で走ってもらうイベントを行ったのです。
クラブツーリズムという旅行会社と協力して全国に募集をかけ、
東京駅集合でバスで筑波に来ていただきました。
そしてイベント前日には、これまたご協力いただいた筑波の教習所に行って、事前の練習走行を夜間に行い、
当日を迎えて本番という流れになっていました。
会場に教習車が到着したときは、他の参加者はびっくりしていましたが、
事前の練習通りに、無事に約30分の走行を楽しんでいただきました。
実際の運転は、助手席の指導員さんの声の合図でペダルやハンドルを操作してもらいました。
若い方から年配の方まで、付き添いの方々を含めて観光バス1台分の参加者が筑波を楽しみました。

ピットレーンでスタートを待つ教習車!
このイベント以外にも、今回は特別に身障ドライバーのドリフト走行会も行いました。

ドリフト走行会に参加して下さった皆さん。
筑波にあるウィンズガレージ様がフォーミュラカーの展示に協力してくださいました。
いつか実物に身障ドライバーを乗せてみたいです。


毎回手弁当のボランティアとして手伝ってくださるスタッフの皆さんありがとう!