2017ハンディキャップドライバー日本一決定戦

最後の大会となった2017年

晴天率100%の本大会。車椅子利用の参加者や観客が多いので、日程選びはいつも慎重に決めています。

過去30年間の晴天率を調べて、最も晴れる可能性の高い日に絞っていました。

そして今回も無事に晴天です。

何よりも素晴らしかったのが、見学者が900名もいたことです。

TC1000は満員。

これほどの観客が押し寄せたTC1000は初めてだと筑波の人が言っていました。

コース設定は全日本ジムカーナの筑波戦を参考にして、コース上でのフルターンなどを取り入れました。

見事優勝したのは聴覚障害のあるドライバー。

若いころからジムカーナに参加されていたそうですが、並みいる高排気量車を押さえて、トゥデイで優勝です。

2007年から2017年まで、長い間実施してきた日本一決定戦。

色々な企業から応援してもらいましたが、結局全大会赤字運営・・・

私自身も散財しましたが、それでも構わないと思って走ってきました。

なぜなら、障害者支援とは、「たった一人のため」に自分がどれだけできるか?が常に問われるのです。

経済理論や資本主義では解決できないのが障害者支援なのです。

これまで、色々な方から、このイベントの運営は、主催者、つまり私個人の自己満足に過ぎないのではないか?

障害のある人のために、と言っているのは偽善だと、よく批判されてきました。

確かに、私は個人的に自分が達成したいと希望することを実現させたにすぎません。

そう考えれば、自己満足であることを否定はできません。

しかし、私はやはり自己満足という批判に「それは違う」と断言したい。

では、何が自己満足で、なにが支援なのか?

それは、ここに集まってくれた方々がどう考えたか?にかかっているのです。

私が皆さんにしたことが、皆さんに伝わって、もし、それがうれしかったり、楽しかったり、役に立ったと思ったなら、

皆さん自身も、私と同じように誰かにしてあげてください。

私の善意が、あなたに伝わり、伝わった善意が、また別の誰かに伝わってゆく。

これができたなら、私のやったことは単に自己満足ではない、ということになるでしょう。

障害のある人たちは、時に自分は助けてもらう立場であって、助けてあげる立場ではない、と考えてしまうことがあります。

しかし、それは違う。今、障害のある人たちこそが一歩踏み出す、そのチャンスなのです。

 

この大会の翌年2018年では、日本初となるJAF公認競技会として、日本一決定戦を行おうと計画をしており、

その準備として、コース設定やルール、審判の体制等を見直していました。

しかし、残念ながら、2018年の大会は台風で中止になり、その後はコロナ騒ぎに翻弄され、

私たちの夢であったJAF公認競技会の開催は実現できませんでした。

私たちは、この夢を引き継いで、実現してくれる人が現れることを願っています。